2015年4月3日金曜日

超世壊怪獣1<頭部>:Alien Vision10 Installation View



「超世壊怪獣1<頭部>:Alien Vision 10」
2014 FRP、Paint × Sculpt、日本色タブロー、ガンコラ、Oil sculpture 他 318×224×224cm
Installation View:三重県立美術館

© ISHIYAMA Hiromichi Photo:Matsubara Yutaka



近未来の地球を舞台に展開させた「超世壊怪獣1<頭部>」のインスタレーションを公開します。
「アートとして成立し得る巨大な怪獣」を制作する計画として、まずは怪獣の頭部を制作しました。頭部だけですでに3mの高さがあり重量も相当ですが、次の機会には胴体あたりを作りたいと思います。








▶超世壊怪獣1<頭部>

近未来の地球に出現した巨大な怪獣(頭部)。地球人の子どもが母船型エイリアン「ゆーほーん6号」と融合することで進化した姿 。つのぴー120号など複数のエイリアンたちが一体化している。エイリアンと子どもの創造力とエネルギーが合わさることで、常軌を逸した生命体となり、その行動は予測が不能。口から強大なエネルギーを放出する。 






 




drawing#7 2014 © ISHIYAMA Hiromichi

drawing#8 2014 © ISHIYAMA Hiromichi






"Alien Vision 書き下ろし漫画シリーズ 18P" ©ISHIYAMA Hiromichi

"Alien Vision 書き下ろし漫画シリーズ 19P" ©ISHIYAMA Hiromichi


"Alien Vision 書き下ろし漫画シリーズ 20P" ©ISHIYAMA Hiromichi












▶しょっくまん

近未来の地球で、人類が「超世壊怪獣」に対抗するために造り上げた“人造巨人型サイボーグ”。地球人の大人(主にサラリーマン)が改造されており、複数の個体が存在する。“夢”や“希望”といった感覚が極端に希薄になった近未来の世界で、地球に充満する人類の“ネガティブな感覚”や“ショックな感情”をエネルギー源に変えて戦うヒーロー。しかし、あまり強くない。人類が地球に飛来したエイリアン「つのぴー」の生態を参考に造り出したため、形態が似ている。頭部のツノから対象にショックな感情を注入する“精神衰弱破壊光線”を放つが、怪獣には全く通用しない。




 














"超世壊怪獣1<頭部>:Alien Vision 10" ©ISHIYAMA Hiromichi


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<テキスト> ※ 展覧会は終了しています。


この度、三重県立美術館で開催されるグループ展「三重の新世代 2015」にて最新の怪獣彫刻の頭部「超世壊怪獣1」を展示いたします。
近未来の地球を舞台に巨大怪獣、人類が生み出した人造巨人型サイボーグ「しょっくまん」、さらに数々の宇宙人達が登場するインスタレーションを展開します。

私は小さい頃からとにかくゴジラが大好きで、正月にはゴジラを観に行くのが恒例でした。ゴジラに出てくる怪獣の身長や体重、戦闘方法は全て暗記し、さらにコアな情報はゴジラファンクラブの創成期からの会員になることで常に得るようにしていました。幼少期に少しずつ集めていたゴジラフィギュアのコレクションは、いつの間にか膨大な量になっていました。

<ビキニ環礁の海底に潜んでいた太古の恐竜が水爆実験で眼を覚まし、水爆エネルギーを全身に漲らせて日本を襲撃する>・・・という基本設定を持つ「ゴジラ」には、他の勧善懲悪型の特撮作品にはない別格の魅力を感じます。

そんな根っからの怪獣少年であった私には、過去2作のハリウッド版ゴジラは到底怪獣とは認めがたいものでした。なぜなら、その描き方は「爬虫類型の造形からなり、人類に倒されるべき役割を負わされた典型的なモンスター」の域を出ていないからです。善悪を超越し、人類の計り知れない脅威として描かれた54年及び平成シリーズのゴジラこそが本物の怪獣であり、怪獣像としての一つの到達点であると私は考えています。

この「怪獣の本質」を持ち、尚且つ着ぐるみとは異なる独立したアートとして成立し得る怪獣をこの手でつくりたい、という強い衝動に駆られ、今回の作品制作に臨みました。少年時代から自分の中に蓄積してきた様々な怪獣像、知識、アイデア、造形の趣向・・・それらを総動員しながら何度もデザインを練り直し、約半年間全力を注いで怪獣をつくり上げました。

ご高覧いただければ幸いです。

石山浩達




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