2012年5月9日水曜日

SICF13終了/インスタレーション公開






スパイラルで開催されたSICF13が終了しました。
今回はインスタレーション「Alien Vision:Metamorphose」を初公開しました。











ブースを白くしています。

「Alien Vision :Light」,「Alien Vision :Darkness」,「Alien Vision:Metamorphose」・・・3種類の作品群が初めて一つの空間に揃いました。




「Alien Vision:Metamorphose」2012/インスタレーション/サイズ可変








絵画、立体、写真など様々なタイプの作品群全てを"Alien Vision"のコンセプトで制作しています。








 たくさんの方々に見ていただいています。


「宇宙からエイリアンの視点で地球と人間を見る」という"Alien Vision"のコンセプトは、<私情感たっぷり・内向き・狭小・プライベート>な部分をテーマにする事が極めて多い現代美術界においてはあまりにぶっ飛んだ概念なのかもしれません。


いつの時代も、今までに無い新たなモノを他者へ伝えることは容易ではない、と思います。
その未知の作品が、鑑賞者にどのようにとらえられるのか、という事を試すのが今回の出展の一番の目的でした。





反応は様々です。
素通りの人もいれば、何度も何度もブースに来て穴が空く程じっくりと丁寧に鑑賞してくださる方々もいました。その中には、"Alien Vision"の複雑なコンセプトや作品同士の関係性、宇宙観を説明なしで理解された方々もいたのが印象的です。

「ブースに入ってじっくりと見てくれた人には伝わっている」ということがわかりました。

遠方から来てくれた友人、多忙な中駆けつけてくれた方など多くの人が見に来てくださり、とても嬉しかったです。






「Alien ship:M12001」
2012/スタイロフォーム,白亜地,油彩,ウレタン塗料,他/H73×W45×D45cm





今回のインスタレーションの中心となった立体のエイリアン「Alien ship:M12001」です。




西洋の「油絵の古典技法=白亜地」による下地作り→描画→盛り上げと、日本が生んだ現代の「自動車に施される化学塗料」であり日本人に最も親しまれているカラー「ホワイトパール」の塗装を独自に開発した技法で融合し、他に無い立体作品をつくっています。

繊細で美しい特異な質感は、生で見ないと伝わりません。











Alien Vision 2:Darkness +Alien ship:M12001
2012/インスタレーション/サイズ可変




宇宙から地球と人間を見つめるエイリアンの体には様々なものが映り込んでいます。立体と平面、それぞれに映るヴィジョンがリンクし合い複雑な奥行きと広がりが増していきます。






立体8点と絵画及び写真数点を融合した構成にしています。





「Alien Visoin 4:渦動+Alien Vision 5:Metamorphose」
2012/ジークレープリント,アクリルマウント加工  ed.1/30/H42×W59.4cm






「Oiled cream:M12003」
2012/油彩,他/H14.3×W10.4×D8.3cm





「Oiled mushroom:M12002」
2012油彩,他/H20.7×W9.8×D9cm









平面作品は3つのカテゴリーから6種類のモノを配しました。
そこに立体を絡めた今回の展示構成は相当複雑なものとなっています。












「Alien Visoin 4:渦動」2012/
ジークレープリント,アクリルマウント加工  ed.1/30/H42×W42cm





「みずのほし」2011/キャンバス,油彩/H53×W20cm




「Darkness:solarisation」2012/
ジークレープリント,アクリルマウント加工  ed.1/20/H29.7×W29.7cm






「Reborn:M12004」
2012油彩,他/H15.6×W15.7×D15.7cm












「Oiled boad:M12008」
2012油彩,他/H18×W32cm









「White Kewpie:M12005」
2012油彩,他/H15×W10.4×D6cm







「Reborn:M12007」
2012油彩,他/サイズ可変





「Oil sculpture:M12006」
2012油彩,他/サイズ可変



これまで油絵具を「細密描写」、「垂らし・滲みなどの偶然性」、「盛り上げ・厚塗り」、「線描」など様々な方法で使用してきましたが、油絵具を立体の素材として塊で用いて彫刻にした作品も制作しています。














今回はブース内でのとても小さなインスタレーションでしたが、今後大きなスケールで展開していく"Alien Vision"のシミュレーションの場として貴重な展覧会になりよかったです。

"Alien Vision"としてこれから具体的な形にしていくプランが山程ありますが、一つひとつじっくりつくっていこうと思います。