ヨーロッパ40日の旅 4  ドイツーミュンヘン





●ミュンヘン(2007年8月27日〜30日)

8月27日。
デュッセルドルフ空港から空路(LH)でミュンヘンへ飛びました。ドイツで訪れた最後の街です。
Sバーンで街の中心地まで行き、A&Qシティホテルにチェックイン。厳格なイメージを持たれがちなドイツですが、ミュンヘンは南部に位置することもあり暖かい人柄が印象的です。



街の景観やホテルの内装を見ると、華美になりすぎず、それでいて素朴な中に工夫やこだわりが感じられ、たいへんオシャレです。豊かな暮らしはこういう所にあるのか、と感じます。



8月28日。
終日 徒歩でミュンヘンの要所を訪れました。

遊び心が素敵なところです。




シェッツェン通り、カールス門、ノイハウザー通りを通ってフラウエン教会へ行きました。





ステンドグラスに魅せられます。
絵画や彫刻、ステンドグラス、建築が見事に組み合わされた教会は、総合芸術の一つとして非常に完成度の高いものです。





仕掛け時計のある新市庁舎です。
ネオ・ゴシック様式の建築で、聖金曜日と諸聖人の日を除いて毎日10分間、巨大な仕掛け時計 グロッケンシュピールが動きます。




その他にも、ミヒャエル教会や聖霊教会など多くの教会を訪れました。





マリエン広場にあるペーター教会。




ヴィッテルスバッハ王家の宮殿、レジデンツです。
14世紀後半から建造が開始され、内部は博物館や劇場が並んだ複雑な構造になっています。




濃密な装飾です。




近寄ると、貝殻や石が使用されていることがわかります。




アンティクヴァリウム。
華麗な丸天井には、擬人化した生物や生物化した人間たちの姿が描かれています。





豪華な広間や部屋が続きます。王家の宝物や肖像画がこれでもかというくらい並んでいます。

これらは、一部の特権階級の権威象徴のための芸術です。
お金持ちが金を持て余した時、その使い道が芸術へ向かうという点は、人間の心理に深く関わっているように思います。





奇怪なコレクション。




床の模様がおもしろい。




ドイツ博物館。
イザール川の中州の島にある巨大な博物館です。




帆船の模型。




異様なスーツ。




これは美しい。




蒸気機関車の原型です。






生物のメカニズムを解明することで、人類は発展してきました。






8月29日。

アルテ・ピナコテーク。
グリューネバルト、デューラー、クラーナハ等 ヨーロッパ絵画の宝庫と言われる美術館です。




この時代に画面を分割する手法が用いられていたことが興味深いです。





デューラーです。こういった厳格さがドイツ絵画には充満しています。僕がドイツ絵画に惹かれる所以です。




アレクサンドロス大王の戦い。
おびただしい量の兵士たちが描き込まれています。




薄塗りの極みです。




ノイエ・ピナコテーク。
アルテ(古)に対してこちらはノイエ(新)、19世紀以降の絵画が集められた美術館です。








近代絵画全般に見られる色彩の美しさ、フレッシュな印象からは、確かに古典絵画を前提として誕生してきたことが認識できます。




セザンヌの功績は理解できますが、やはりヘタです。




モネ、ゴッホ、ルドン、クリムト、ロートレック、ドガ、ピカソ等 人気作家が揃っています。ピサロの深い色彩感覚は必見です。





ミュンヘンのクンストアカデミーにも寄ってきました。
学校は工事中でしたが、裏口を一カ所発見して忍び込みました。




かすかに聞こえる音楽に誘われてアトリエの中へ入ります。感じのいい学生たちに迎えられ絵の話をしました。

僕の作品に対して彼らは「すごい。色彩感覚がいい!洗濯物の絵画が一番すきだ。」と言い、続けて「君の大学の先生たちはどう教えているか?」と質問してきました。「年に4回ある講評会で学生が絵を見せ、先生が批評する。」と説明すると、「では、先生はあなたたち学生に自分の絵を見せるか?」と聞き返してきました。僕が「No.」と応えると笑っていました。こうして海外と比較すると、あらためて日本の実状が浮き彫りになってきます。




廊下にもペインティングが見られます。





8月30日。

市立レーンバッハギャラリー。
画家でもあったフランツ・フォン・レーンバッハ侯爵の広大な邸宅が、19〜20世紀絵画の美術館になっています。






フランツ・マルクの「青い馬」です。
カンディンスキーとマルクが創設した「青騎士」のメンバーの代表作が数多く収集されています。




パウル・クレーの重層的な作品。




カンンディンスキーは、初期から第一次世界大戦開始頃までの作品がたいへん充実しています。構図と色彩センスは見事です。




ゲルハルト・リヒター。




モダン・ピナコテーク。
20世紀絵画を中心に、インスタレーションや彫刻、ニューメディアミックス作品が展示される現代アートの複合美術館です。





クーペ・フェルデナントのポルシェや液晶テレビ等、工業デザインのコレクションはドイツ最大の規模と言われています。





BMW。
ミュンヘンにはその本社ビルがあります。





こんな椅子もありですね。




ドイツは以上です。

次はオーストリアへ向かいました。


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